嘘恋のち真実愛
征巳さんはその事実を知って照れるけど、私は単純にうれしくなった。
「おふたりは、なにか薔薇に思い出があるんですか?」
店員に尋ねられて征巳さんを見るが、彼からは話したくないようで口を結んでいた。私が答える。
「はい。実は、彼に赤い薔薇でプロポーズしてもらったんです」
「まあ、素敵! ロマンチックですね! 末永い幸せを心よりお祈りします」
「ありがとうございます!」
店員と私の会話を聞いていただけの征巳さんは、頬を微かに赤くしていた。
フラワーショップをゴールにして、マンションへと戻る。マンションに向かいながら、征巳さんをチラッと見た。
彼は、こちらが恥ずかしくなる言葉を平然と口にするくせに、今のように照れることもあった。恥ずかしがっても隠すことなくどんな表情でも見せてくれるから、うれしくなる。
今もうれしくて「フフッ」と笑い声が漏れた。
「ゆりか、なに?」
「好きだなと思って」
「えっ?」
「征巳さん、好きです」
彼は、突然の言葉に目をパチクリさせる。
それから「俺もだよ」と私の肩を抱き寄せて、頬にキスをした。
ーENDー
「おふたりは、なにか薔薇に思い出があるんですか?」
店員に尋ねられて征巳さんを見るが、彼からは話したくないようで口を結んでいた。私が答える。
「はい。実は、彼に赤い薔薇でプロポーズしてもらったんです」
「まあ、素敵! ロマンチックですね! 末永い幸せを心よりお祈りします」
「ありがとうございます!」
店員と私の会話を聞いていただけの征巳さんは、頬を微かに赤くしていた。
フラワーショップをゴールにして、マンションへと戻る。マンションに向かいながら、征巳さんをチラッと見た。
彼は、こちらが恥ずかしくなる言葉を平然と口にするくせに、今のように照れることもあった。恥ずかしがっても隠すことなくどんな表情でも見せてくれるから、うれしくなる。
今もうれしくて「フフッ」と笑い声が漏れた。
「ゆりか、なに?」
「好きだなと思って」
「えっ?」
「征巳さん、好きです」
彼は、突然の言葉に目をパチクリさせる。
それから「俺もだよ」と私の肩を抱き寄せて、頬にキスをした。
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