可憐な可愛いお姫様

「こんな体嫌だ……」

小声で呟く

咲夜「萌、なんかいる物ある?買ってくるよ」

「…んー、アイス…ケホッ」

咲夜「おっけー、玲にぃはどうする?」

玲にぃ「俺、親父に呼ばれてるから少し抜ける…すぐ戻ってくるから!」

玲にぃはそう言うと病室を出ていった

咲夜「もうすぐ、蒼達来ると思うから…
じゃ、ちょっと行ってくるね」

私がコクッと頷いたのを確認し咲夜も玲にぃに続いて病室を出ていった

さっきよりも熱上がってる気がする…
真っ白な部屋に一人でいるのは正直寂しい…
でも、その気持ちを言葉にするつもりは無い…

だって、



「こんな私、いらないよ……」



悲しくなり布団の中に潜る……
このまま眠りつづけて目を覚まさなければいいのに…

そう思うように目を瞑る

ガラガラ

遠ざかる意識の中、病室の扉が開く音がする

私は、咲夜だろうと思いあまり気にとめない


すると突然布団を捲られ鼻と口をタオルでおおわれる

「んっ……!?」

どんどん離れていく意識の中知らない男の声が聞こえる…






「…総長、桜姫確保しました━━」




そして、私の意識は途絶えた━━



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