アゲハ蝶
授業が終わって、みんなは部活に行った。帰宅部の私1人になった。
帰っても暇だから、図書室に行くことにした。


図書室には男の3年の先輩が1人で座っていた。本を読んでいる訳でもなく、ただぼーっとしていた。

でも

その先輩の目は淋しそうだった。その目はとても綺麗で。吸い込まれそうだった。


「2年?」

「えっ…はい。」

「名前は?」

「松…っ松本あゆみです。」
何故かすごくドキドキした。心臓の「バクバク」がその先輩に聞かれないか心配だった。

「俺、酒井春輔(さかいしゅんすけ)」

「酒井先輩…ですか。1人で何してるんですか?」

「特には。松本さん、ケータイ持ってる?」

「持ってます!」

そうゆうと酒井先輩はものすごい笑顔でメアドを差し出してきた(笑)

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