俺のボディガードは陰陽師。~第二幕・幸福論~
そうだ。ここは公共の場。

客は一人もいないが。

店員さんはいた…!



み、見られてた…?

でしょうね?このリアクション…!



そう理解すると、血が昇るかのように頭がボッと急に熱くなる。

気まずっ…。



「あはは…今日のなずちゃん、次々とやらかすね?…あ、ランチどうする?」

「あ…す、すいません!」

そうだった。

粗挽きハンバーグ注文中…。




「食べるなら、こっちに来る?」






なずなに取り残されて、ぼっちになってしまったので。

咲哉さんに誘われて、カウンター席に座る。

「はい、どーぞ」と、ほかほかのランチが出てきた。

いただきます…と、なずな絶賛粗挽き肉ハンバーグを一口頂く。



「…あっ。うまっ…」



思わず出てしまった一言に、咲哉さんは「ありがとうございます」と、笑顔で頭を下げている。



肉汁ブシャーだ。

なんか、オシャレな味。

忠晴のハンバーグも美味しいけど、これはこれでかなり美味しい…!



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