転生したら極悪非道な皇帝の妻になるが実は、ただのツンデレでした!?(9/29に修正済み)

 焼き上がるとオーブンを開けた。
こんがりときつね色になってあり美味しそうに焼けた。
 それを見た瞬間あの男は、目を輝かせていた。
私は、クスクスと笑いながらカスタードクリームを作ることにした。

 鍋に次の3個の卵をそのまま入れる。
砂糖を加え、白っぽくなるまですり混ぜた。
 すぐに混ぜ始めないとダマになるので手早くやる。

 そしてあの男に指示を出して横で薄力粉をふってもらいながら入れ、よく混ぜた。
 粉気が無くなったら牛乳を少しずつ入れて練り混ぜ
なめらかになるまで混ぜる。

 中火にかけ、たえずゴムベラで底をこするように混ぜて焦げつかないように練る。
とろみがつき、つやが出てきたら火から下ろす。
 目安は2~3分。もったりとした生地がしばらくすると
サラりとし、さらに火を通すと水分が蒸発して再びトロッとしたクリーム状になる。
 そこでバラニエッセンスを4~5滴振って混ぜる。

 バットに出来たクリームを薄く広げて表面にラップをピッタリ貼りつけ乾燥を防ぎようにする。
(保冷剤を乗せると早く冷える)
 後は、余熱を取ってから冷凍庫に冷やせば完成だ!

 焼き上がったシュー生地の上1/3をナイフで切り
直径1cmの丸口金をつけた絞り出し袋にカスタードクリームを入れて器の部分にクリームを絞り蓋をして完成だ。

「よし。出来た!」

私は、嬉しそうにそう言いながらと横を見る。
 すると余程我慢が出来なかったのかあの男は、出来たシュークリームを1個思わず口に入れていた。
 あ、つまみ食いしているし!!

「あ、陛下!?つまみ食いしているし」

「ふまみぐいほは、なんだ……ふぉぐふだ!
(つまみ食いとは、なんだ。毒味だ)」

「もう……食べながら喋らないでよ!」

 そう言いながらも私は、笑ってしまった。
そして、片付けるとティータイムにする。
 さっきまで自分でつまみ食いしたくせに、食べさせろとうるさいので食べさせてあげた。
 目を輝かせながら夢中で食べるあの男を見ていたら
こんな生活も悪くないなと思えた。

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