一夜の過ちで授かったら、極上御曹司に娘ごとたっぷり溺愛されています

客間に並べて布団を引いて、三人並んで横になる。
布団も和室も初めてだろう真由は、興奮気味にゴロゴロとしている。
「たのしいね」
真由の言葉に、私も真翔さんも笑顔が零れ落ちる。
そのうち静かになった真由を二人で横から覗き込んだ後、お互い顔を見合わせた。

「眠ったな」
真翔さんが真由の髪を撫でるのを見た後、私は天井を見上げた。

「真翔さん、今日は本当にありがとうございます」
こんな風に迎えてもらえるなんて想像もしていなかった。

「当たり前だろう。きちんとお詫びして許してもらうって咲綾に約束しただろ?」
そういうと、真翔さんは起き上がり、真由を飛び越えて私の横へとごろりと横になった。
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