星は瞬き君に微笑む
【智和】
睦葉くんの言った言葉は今の私達を絶望させるのにはちょうど良かった。
目の前が暗く闇に染まっていく気がした。
「監、禁…」
信じられないと思った。
信じたくなかった。
「私、のせい、なの…?」
留『違うっ!!悪いのはアイツらだよ!!絶対っ、和っちのせいじゃない!!』
違うと言われても私のせいとしか思えなかった。
「私が、私があの時早く逃げていればっ」
お母さんが捕まることはなかった。
「私が、外に出ようって言わなければっ」
春が悲しむことはなかった。