わたしのヒカリ
ー次の日

はると「みんなーー聞いてーー」


朝のホームルームにはるとくんは急に声を上げた


はると「今日の午後にやる音楽有志俺と宮下出るから観に来てねー笑笑」

女子「はあー?なんであいつと出んのー」

はると「まあーまあー観れば分かるって!みんな楽しくいこーぜっ!!!」

「「「おーう!!!」」」



はるとくんはやっぱりすごい
嫌な空気から、一瞬で変えちゃうんだもん、、、


そして、本番が近づいていた。
私は今にも心臓が飛び出しそうな程緊張していた。


はると「次だな」

「う、うん」

はると「なあ、昨日言った事覚えてる?」

「緊張しないってやつー?」

はると「そーそー笑」

「そう言えば今日教えてくれるって言ってたね」

はると「おう!それ!」

「教えて?」


はるとくんは一度クシャっと笑った


「ん?はるとくん?」


私は首をかしげた


はるとくんはステージに目を向けたまま何も言わなかった


「はるとくん…?」


アナウンス「えー次の方どうぞー!!」


はるとくんは一度振り向き、私の手を握った


「え…?」

はると「俺はお前がいるから緊張しねーんだよ。ゆきの」


そう言ってはるとくんは私の手を離しステージへ登った


私はびっくりして、その場を動くことが出来なかった


はると「何してんだよ!早く来いよ!」


そう、言いながら笑っていた


はるとくんは、一度深呼吸をした


はると「いくぞ!」

「う、うん」



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