突発的ラブストーリー?










「・・・ッ、・・?」


ダン、と何かにぶつかって振り返ると、

もうそこには壁があった。



「僕はこんなに南海ちゃんが好きなのに」




肩を掴まれた。


「ひ、…はなし、て…!!」


ふりほどけない。


強い力。



痛い!!



「助け、…誰かッ・・・小室!!」



口をふさがれた。



慌てて見上げると、


その目は狂った様につり上がっていた。


「そう、小室雄一。小室が居たせいでこの日が

こんなにも遅れたんだ・・・」

「!!?」

「いつも君を見てた。

でも君のそばにはいつでも小室が居て…」


男との距離がだんだん近づいてくる。


やだ、怖い




離して!!!


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