君の好きな人が私だったらいいのにな。

閉じ込めた気持ち

「え、あの後そんな感じだったの!?」

「うん、まぁ…、」

「なんでもっとはやく話してくれないかなーー、文化祭から何ヶ月経ったと思ってんのさ!」

「うっ…、…ごめん。」


文化祭あった日からはや数ヶ月

なんかの話題の拍子に羽瑠が私にあの日のことを聞いてきたことがきっかけだった。


「2人で?空き教室で踊ったんでしょ?フォークダンス。」

「お、踊ったって言うか…、」


ぐるぐる振り回されてただけだし、と私が言うと

そんなわけないでしょ、と羽瑠は私の頭を小突いた。
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