君の好きな人が私だったらいいのにな。

すれ違って交わって

-次の日-


「ふぁ…、なんか、久しぶりによく寝た…、」


朝、私は珍しくセットしていた目覚ましよりもはやく目を覚ました。


「色々聞いてもらって、スッキリしたのかなぁ…、」


侑とのこと、羽瑠のメールを返せてなかったこと、

全部氷室に話して

自分の中でも少し整理がついたのかもしれない。


「ちょっとはやいけど、準備しよっと。」


私は少し軽く感じる体を起こして

出かける準備を始めた。
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