お嬢様とピアニスト
「先輩にメリットないのに悪いです。」
そうだ。
この作戦には先輩にメリットがない。
さすがにこれ以上迷惑はかけられない。
「困っているやつを助けるのは当然だろ?」
「でも迷惑がかかりますし。」
「俺がいいって言ってるんだからいいの。」
「…本当にいいんですか?」
「いいって言ってるだろ。」
「…すみません、お願いします!」
結局お願いしてしまった。
なんか私、意志弱いな〜。
「じゃあ、改めて明日からよろしくな。」
「はい。話を聞いて貰うどころか協力もして頂いて本当に有難うございます!」
「そんなに畏まるなって。俺はお前の家の肩苦しい連中とは違うし、もっと楽に接していいから。」
「でも先輩は先輩ですし。」
「俺がそうして欲しいの。」
「分かりました。じゃあ明日からそう接します。明日、楽しみにしてますね!」
「ああ、また明日な。」
──プツッ·····つーつーつー
そうだ。
この作戦には先輩にメリットがない。
さすがにこれ以上迷惑はかけられない。
「困っているやつを助けるのは当然だろ?」
「でも迷惑がかかりますし。」
「俺がいいって言ってるんだからいいの。」
「…本当にいいんですか?」
「いいって言ってるだろ。」
「…すみません、お願いします!」
結局お願いしてしまった。
なんか私、意志弱いな〜。
「じゃあ、改めて明日からよろしくな。」
「はい。話を聞いて貰うどころか協力もして頂いて本当に有難うございます!」
「そんなに畏まるなって。俺はお前の家の肩苦しい連中とは違うし、もっと楽に接していいから。」
「でも先輩は先輩ですし。」
「俺がそうして欲しいの。」
「分かりました。じゃあ明日からそう接します。明日、楽しみにしてますね!」
「ああ、また明日な。」
──プツッ·····つーつーつー