お嬢様とピアニスト
今日は本当に長い1日だったな。
学年が上がって、
お父様に婚約者のことを伝えられて、
先輩と会って、
初めて家族以外の男性とメールアドレスと電話番号を交換して、
電話して、
話を聞いて貰ってたらなぜか協力してくれることになって、
何よりまたあの素敵なピアノを先輩の家に聴きに行ける。
そう──先輩の家に。
ん?
そう言えば人様の家にお邪魔するんだし何が手土産がいるよね?
なんで今まで気づかなかったの、私!
今気づいて良かった。
危うくめちゃくちゃ非常識な人間になる所だった。
何がいいだろう。
先輩は何が好きなのかな?
うわぁー!
もっと早く気づいてたらさっき聞けたのに!
やっぱりクッキーとかかな?
いや、何種類か持っていかないとアレルギーがあった時········
──気がついたら夜が空けていた。
今何時!?
…6時半だよ。
もう起きないと。
お願いだから授業中寝ないで、私!
学年が上がって、
お父様に婚約者のことを伝えられて、
先輩と会って、
初めて家族以外の男性とメールアドレスと電話番号を交換して、
電話して、
話を聞いて貰ってたらなぜか協力してくれることになって、
何よりまたあの素敵なピアノを先輩の家に聴きに行ける。
そう──先輩の家に。
ん?
そう言えば人様の家にお邪魔するんだし何が手土産がいるよね?
なんで今まで気づかなかったの、私!
今気づいて良かった。
危うくめちゃくちゃ非常識な人間になる所だった。
何がいいだろう。
先輩は何が好きなのかな?
うわぁー!
もっと早く気づいてたらさっき聞けたのに!
やっぱりクッキーとかかな?
いや、何種類か持っていかないとアレルギーがあった時········
──気がついたら夜が空けていた。
今何時!?
…6時半だよ。
もう起きないと。
お願いだから授業中寝ないで、私!