学校一の人気者は溺愛王子様


「由香、由香」



「...」



「ゆぅ~かぁあああぁ」



「うわぁ~なに江里菜そんな大きい声出して」



「はぁ~やっと起きた~」



「朝だよ」



「ほんとだぁ~じゃあ朝ご飯つくるね」



「うん。私も手伝うよ」



「うんありがとう」



こうしてまだ少し眠気が覚めないまま朝ご飯を作った



そして...



「由羽兄ぃ起きて~」



と言って由羽兄ぃを起こす



「う~んんおはよ~」



「うん光汰先輩起こして」



「え~やだ~由香が起こしといて。俺、顔洗ってくる」



「えっ待ってよ~」



「...」



「もうなんで私が起こさなきゃいけないのよ~
 光汰先輩起きてくださ~い 光汰先輩」



ぜんぜん起きないな あんな時間に起きてたからか~ 私も眠いしな~



そりゃ~起きないよな~



「光汰先輩」



肩をゆすってみる



「ん~ん」



「こ~た~せ~ん~ぱぁああ~い」



もっと強く肩をゆすってみる



「ん~ん好きだぁ~な」



寝言か?



なんて思ったら



光汰先輩が私のほうに手を伸ばしてきて...
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