にびいろのなかのひかり 鈍色の中の光
「ごちそうさま」
「ごちそうさまでした」
今日は、寝ない
このまま、帰る
皿を洗ってると
後ろに先生が来た
「帰るよね…」
先生もわかってた
「はい…帰ります」
急に後ろから抱きしめられた
蛇口から出る水の音が
部屋に響いた
先生、ズルい…
手が濡れてて動けない
「先生…
腕、退けてください
皿、洗えません…」
「もぉ…来ないでしょ…」
「…はい」
「最後に玉子焼き食べれてよかった…」
そう言うと先生は
私の耳元に唇をつけた
ーーー
「好きだった…甘くて…」
耳元で先生の声がした