にびいろのなかのひかり 鈍色の中の光
「遥、なんか飲まないの?」
「んー、大丈夫」
私のことをいつも気に掛けてくれる言葉
「仕事、疲れた?」
「今日は、そんなに…
明日、夜勤だから
夕飯ひとりだけど、ごめんね…」
「うん、大丈夫
…
遥、さみしくない?」
さみしくない?
たまにそう聞いてくれる
「うん
手、繋ぎたい…」
原さんがパーの手をして
原さんの掌に私の掌を重ねる
原さんの大きい手が
私の手を握ってくれる
私はいつも幸せな気持ちになる