虹の彼方へ~運命の赤い糸は1枚の写真~  《シリーズ本編》
「奈々ちゃん、俺が遅れたばかりにややこしい事になってゴメン」と謝る海斗。

「海斗さんのせいじゃないです。海斗さん、蓮の事これからもよろしくお願いします」

思い詰めたような奈々の声色には少し驚いたが、普通の会話の一部だと受け取った海斗は軽く返事する。

「もちろん!」

軽く返事をした海斗は、後々後悔する事になる。


蓮が戻ってきて、3人で楽しく食事をする。

今日は何となくアルコールはなしだった。

海斗も早めの11時頃には帰っていった。


「蓮。お願いがあるの」
珍しい奈々からのお願いに蓮はビックリする。

「どうした?」

「ドライブに連れて行ってもらえない?」

「明日か?」

「ううん今から。お昼は目立つから」

普段の奈々からは考えられないお願いに、蓮は喜んで了解する。

ふたりは準備し、地下駐車場へ向かった。







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