永遠、というものがあれば
「はぁ〜☆やっぱりかっこいいよね〜」


カズくんの小さくなった後ろ姿に、かさなる舞のハートの声。


「うん」


「あれ?陽菜が認めるってめずらしい!どしたの?」

いやいや、かっこいいって。かっこいい。
確かにカズくんはいい男だと思う。認めるよ。
でも…

「いいお兄ちゃんだと思うし。」



「ほんと〜?あんなにいい男がそばにいて意識とかしたことないの?」


「う〜ん。あんまり?」


「あ、陽菜、ごまかしてるな〜?」



「あ!舞。時間じゃない?バイト」
ごまかしちゃった。

時計を見て急いで帰り支度をはじめた舞は


「じゃ。現地集合!また後でね」


バイバイ、って手を振ってからカップに残ったミルクティーを飲み干した。
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