永遠、というものがあれば
「お前飲みすぎだよ。嫌がってるじゃん」


俯いた顔をあげると、いつの間にかそばにいるメガネの彼が先輩の手をつかんでいた。


先輩は「チッ」と舌打ちして


「わかった、わかったから離せよ、藤島」


と席を移動していった。


あ、あの


「ありがとうございました」


そんな私のお礼もそのまま、彼はすっと席を立ってしまった。


私はなぜかそのまま彼が帰ってしまうと思って、
急いで後を追ったんだ。
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