その男、イケメンエリートにつき冷酷そして甘党
憧れは遠い昔



「ロビンがベトナムに居る時から、ファムさんの体の調子が悪かったのは覚えてるよね?」


ロビンはすぐに頷いた。
それがロビンの一番の気がかりだったから。


「ファムさんは、免疫疾患の病気を患っていた。
ロビンがアメリカに発ったのと同時に、ハノイにある病院に入院した。
そこまではロビンが知ってる情報だよね?」


ロビンは頷きながら、そして首を横に振る。


「中々治らない病気だって聞いてました。
治療するのにたくさんのお金がかかるって。
私がアメリカに行く事でパパがママに仕送りをしてくれると聞いて、それで私はアメリカに行く事を決めたんです。
予定では一年で帰ってくるつもりだったのに…」


旦那様はそんなロビンを優しく見つめ、分かっているよと微笑んでくれた



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