お前は俺のものだから。
なぁなぁ。
今日どっか遊びに行かねぇ??
さあ!どうでるか!
...。え?む、むし?
お、おい!
聞いてんのか??

なによ。聞いてるけど。

いや、だ、だから、今日どっか遊びに行かねぇかって言ってんの。

むり。他の子誘いなよ。

いや、俺はお前と行きたい。

その時俺は見逃さなかった。
美優奈の頬が赤く染ったことを。
もしかしてこいつも
俺の事...。そうだと、いいな

わ、私は叶人と行きたくないから。
他の子誘ってください。

なあ。なんでお前は
時々、胸が痛くなるような。
そんな顔をするんだ。
そう聞きたいのは山々だったが
これ以上話しかけると
もっと嫌われそうで怖かったんだ。
弱いよな。俺。

そ、そっか。
ごめんな。じゃあ、また明日。

うん。またね。

私だって叶人と遊びに行きたい。
でも。これ以上。
あなたを好きになるのが怖い。
私があなたの元から居なくなっとき。
あなたが悲しむのが
世界でいちばん怖いんだ。
だから。、ごめんね。
弱い私を。どうか許してね。

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