嘘つきな僕ら【完】
あたしの身体もボワッと熱くなる。
うるさく鳴る心臓に、息ができない。
「泣いてんじゃん」
「…うるさい」
「何かしらあると俺のベッドの泣くのは昔からの癖だよな」
昔からのあたしの癖。
虐められたり、嫌なことがあればいつものようにここで泣いてると夏樹は
結香、大丈夫だよ。
って慰めてくれた。
「結香」
あたしを真っ直ぐ見て愛おしそうな声で、呼ぶから心臓が鳴り止むどころかうるさくなる。