それでも君に触れたくて。

どんどん近づいてくる学校。






私は周りに人がいないことを確認して、






「ほ、ほんとに桜庭くんも行くの…?」









「当たり前じゃん。」






「学校では私に話しかけちゃだめだよ?」






「分かってるって。…美咲と違ってばかじゃないんだから。」






「わっ、私だってばかじゃないしっ…」







「そんなに大きな声出していいの?ちょっと前に人がいるけど。」







反論すると桜庭くんはすかさず前を指さしたからつられて前を向くとそこには誰もいない。







…だまされたぁっ。








悔しそうな顔をした私を桜庭くんがくすくす笑う。









「もうっ…とりあえず、学校では邪魔しないでねっ…。」









「はいはい。」









…ほんとに分かってるのかなぁ。



< 8 / 10 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop