生贄の花嫁      〜Lost girl〜
―泰揮side—

花月チャンの心の声が聞こえて涙がこぼれそうだった。優しさも…強さも……自分以外に向けられている感情も全て伝わってきた。


「アタシ…上手く笑えていたわよね……?」


「こんなことだろうと思いましたよ。」
「悠夜……。」

「教会で貴方を見たとき以来ですね…貴方の涙を見るのは。」


「本当に……好きだったのよ…。」


「あの頃…貴方に正しいことを教えていれば……貴方は自分を失わずに済んだかもしれなかった。」


「アタシは後悔もしてないし、今のアタシを誇らしく思っているわ。今こうして楽しく生きていられるのは皆がいてくれたおかげなんだから。」

「2時間くらいであれば、話を聞きますよ。」
「それなら、はりきって全部話すわよ!」







『私はあなたを愛しています。私はいつも貴方の側に居たかった。私はあなたの特別になりたかった。俺だけの花月。』
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