生贄の花嫁      〜Lost girl〜
宴もたけなわという感じで誕生日パーティーが終わり、聖さんの部屋で紅茶を飲んで時を過ごす。

「…今日はありがとな。いろいろ大変だっただろ…?」

「そんなことないよ。たしかにいろいろ起きた日だったけれど、聖さんのご家族に会えて嬉しかったです。楽しかったです。それに……なんか聖さんが男っぽくてかっこよかったなって…。」


「…俺、男っぽくなかったか、今まで。」

「あ、そういう意味じゃなくて……なんか聖さんがお兄さんらしくて、新しいカッコいい一面を知れたかなって。」
「花月、しよう。」


「え、ちょ、まって……。」



聖さんにお姫様抱っこをされベッドへと運ばれる。


「…親にも紹介出来て、こうして帰ってこられてよかった。花月の誕生日には絶対に抱きたかったんだ。嫌か…?」


「ううん、そんなことないよ。何度も愛し合いたいよ。素敵な誕生日をありがとう。」
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