隣のキケンな王子様!




「……???」



首をかしげると、あたしの顔だけがズレて。



「……ん?」



ガラスの向こうに、もう1個の顔が残ってる。


全然知らない男の人の顔が。



「……ひっ……」



引きつった声がのどから出たと同時に、


目の前のガラス戸が、勢いよく開いた。



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