隣のキケンな王子様!


「なんだよ……」



ベランダから突然現れた相手に困惑の色を隠せない男の人は、



「なに? あんたこの女の何なわけ? 関係ねーだろ、オレらが何してようと」



それでも、強気の姿勢を崩さない。



「イイとこだったのに、邪魔すんじゃねーよ」


「助けを呼ぶほど嫌がってただろーが」


「さあな。そうでもないんじゃね?」


「はあ? ふざけたこと言ってんじゃねーよ」


「普通にキスまでさせてくれたけど?」



……郁己くんの表情が陰った。



それを見てせせら笑った男の人は、



「それに、連れ込んだのはこの子だし。あんたも見てたろ? さっき」



そう言って、郁己くんのカラダを突き飛ばした。



< 286 / 458 >

この作品をシェア

pagetop