隣のキケンな王子様!



赤い太陽が、めいっぱいの光で包んでくれている。


なんて……あったかい空なんだろう。



「……幸せだよね。不幸だなんて、言えないよね」



指輪をくれた拓己くんに、感謝しなくちゃ。


あれがなかったら、あたしたち、お互いに気づくこともなかったかもしれない。


もしかしたら……再会さえ出来てなかったかもしれない。



引き合わせてくれたのは、拓己くんなんだって……そう、思ってもいいかな。




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