隣のキケンな王子様!


そんなオレを相手に1年間、


この子は半ばあきれた様子で、もしかしたらあきらめた感じで、オレのベランダ侵入を容認してくれている。



それ以上の進展は……ねーけど。



ひょっとしたらこのまま、「イイ関係」で終わっちまったりしてな……。


そんな危機感も抱きつつ、時間を重ねてきた。








「郁己くんが、好き」



どうやらその時間は、無駄じゃなかったらしい。


< 434 / 458 >

この作品をシェア

pagetop