私に恋する可能性
7話 文化祭その2
ひなたside



『明日も送るから。実行委員終わるの待ってる』


別れ際に言ってくれた言葉


…まだドキドキしてる


今日も一緒に帰れるんだって思うと胸がぎゅっと締められる感覚


自惚れちゃダメだって分かってるのに



多岐くんは私が多岐くんに惚れてることわかってるのかな


あんなことされたらそろそろ溺れちゃう


嬉しいのと、自制心とごちゃ混ぜになってため息をつく



「ため息つくと幸せ逃げるんでしょー?」


!


「みっちゃん」


「よく私に言ってた割に最近ため息多いね」


「そうかな」


「明日は文化祭なんだからね!分かってる?」


分かってるよー

私実行委員代表だからね?


「みっちゃんは吉澤くんと回るのー?」


「なっ、そ、そんなわけっ」


やだぁもう照れちゃって


「俺と回るんだよ」


あ、きた

この人よく来るな


「ちょっと!」


真っ赤になって怒るみっちゃん


「普通はカップルは一緒に回るもんだろ」


「何が普通よ」


「いいだろ?学校中に水菜は俺のだって言いふらす機会じゃん」


うっ

イケメンって恥ずかしげなくこういうこと言うのね

案の定みっちゃんは真っ赤になって沸騰してる


やめてやってくれ

みっちゃんの沸点は低いんだから


「間部は?多岐と回るの?」


う、うーん…


「いやぁ…多分無理」


「え、そんなの、ひなたかわいそうじゃん」


「大丈夫だよー!一緒に回る約束してる人いるんだ」


まさかの蓮斗くんだけどね


「そう?なら良いけど」


「みっちゃん達は2人で楽しんでっ!」



私がみっちゃんの恋路を邪魔するわけには行かない!


< 192 / 270 >

この作品をシェア

pagetop