僕と私のはじまりの夏 #明side
「.....ありがとう、晴君」
「僕はお礼を言われるようなことは
何もしてないよ」
「ううん、それでも ありがとう」
私がにっこり微笑めば
晴君も同じように微笑み返してくれた
「じゃあ、僕はそろそろ帰るけど
明はどうする?」
「.....私はもう少しここにいようかな」
「そっか...じゃあ暗くなる内に帰りなよ?」
「うん、わかってるよ
ありがとう」
「....じゃあね、明 バイバイ」
「うん、またね」