エリート御曹司と婚前同居。 〜人助けしたら、契約結婚させられそうです〜
その後、いつもと同じ時間に帰ってきた麗央さんに最後のディナーを作ってもてなした。
「美味しいな、やっぱり美唯の料理が1番だね」
「ありがとう」
料理はとても喜んでくれて、幸せな気持ちになる。彼が微笑むから私まで笑顔になる。
そのあとは、片付けをしてお風呂に入りベッドに入る。明日は契約終了日……麗央さんとお別れの日だ。
「….麗央さん、大好き」
彼に呟くとキスをされる。キスは激しくなり、彼に抱かれた……これが彼に触れられる最後なんだ。
だから、私からキスをする。
麗央さん……大好き、彼以上に好きになる人はいないと思う。
「俺も美唯が大好きだ、愛してるよ」
彼の声を聞きながら……目を瞑った。
・
・
・