エリート御曹司と婚前同居。 〜人助けしたら、契約結婚させられそうです〜
その後、少しだけ寝た私たちはレジデンスから車で10分ほどの距離にある豪邸へ来ていた。
「今日休みの日だから、親父いると思う」
「………う、うん」
麗央さんのお父様に会いに来たのだ。緊張するというか、何か言われるんじゃないかとドキドキが止まらなくて怖い。
……のに、
「だいじょーぶだよ。美唯はお気に入りだから」
なんてお気楽に言っている。
「ただいま〜!! 親父いるかな?」
私の不安なんて関係なしに屋敷に手を繋いで入った。
「あっ、麗央様。おかえりなさいませ、旦那様は書斎にいらっしゃいます」
「ありがとう、行こう美唯」
豪邸は中も綺麗でゴージャス。どんどんと歩く麗央さんに手を引かれていればある扉で止まった。
「麗央です、親父いる?」
ノックをして部屋へ入ると、以前のシャキッとした姿じゃなくてなんともラフな部屋着姿のお父様がいた。