毎日お前の事で頭がいっぱい
なんか気になる存在
目が覚めると…



「紅緒…」



「なつみ…」



「ここは⁇」



「ここ病院」



「病院⁇」



「紅緒倒れたんだよ」



「倒れた⁇」



記憶を辿ると…



トイレから出て…あっ!郁弥先輩と
話してて…記憶がない



ドアが開いた



「紅緒!」



「お兄ちゃん」



「すみません…私がカラオケ連れて行って」



「あ〜大丈夫だよ」


と…なつみの肩をポンポンとした



「じゃあ紅緒また月曜日ね
お大事に」



「うん…ごめんね」



なつみは帰って行った



「大丈夫か⁇」



「うん…」



「とりあえず今日一日入院だ」



「え〜」



「え〜じゃない
医者の言う事聞け」



お兄ちゃんはこの病院のドクター



「ところで廊下に男の子がいるけど…」



「男の子⁇」



まさか…郁弥先輩⁇



「入ってもらっていいか⁇」



「うん…」



お兄ちゃんは廊下に声をかけた



入ってきたのは…



「篤志先輩…」



「ごめんね
俺がカラオケなんて言ったから…」



「いえ大丈夫です
すみません…ご心配かけて…」



「そんな事ないから…
さっきまで郁弥もいたけど…
紅緒ちゃんの意識が戻ったって聞いて
なつみちゃんと帰った」



「そうだったんですか…」



なんか…心がモヤモヤしている

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