キミに恋なんてありえない!?
お母さんお父さん、あのね





夏休み最終日を迎えた日のこと。



ソファでゴロゴロしていると



ガチャッ




「たっだいまーー!!」



と元気な声が。

ドアの方に視線を向けると



「お母さん!お父さん!」



おかえりなさいと微笑む。

するとお母さんが私に駆け寄り抱きしめてきた。




「萌桃ー!!会いたかったわよ!」



ぐ、ぐるしい……


少し焼けたお母さんは私から離れる。




「……あら?萌桃、なんか幸せそうね」




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