キミに恋なんてありえない!?





「嫌ですよ。」


「…え?」



え、嫌なの!?



「てことで、萌桃借りますね。」




そう、私の手を掴んで私の腕を引っ張った。

──────ドキッ



え?何?ドキって!!



階段のところまで走り、そこから手が離された。




「あ、ありがとう…」


「いや、なんか困ってそうだったし。

あの人の本気なんて信じられるわけねぇし」



まあ、蒼もチャラいけど下心あるわけじゃないしね。



「あいつ…本気で萌桃狙ってんのか…?」




< 71 / 319 >

この作品をシェア

pagetop