大切なあなたへ~ありがとう~
翔「あっ、そうだ佳音ちゃんどうする?先に病室行く?
って言っても夏美とおんなじ病室だけど」

佳音「ちゃんつけないくていいですよ。夏美の処置が終わるまで待ってます。」

翔「んじゃお構いなく佳音って呼ぶな、敬語使わなくていいし俺のことも呼び捨てでいいから」

佳音「年上なのに申し訳ないです。」


翔「けど、夏美は、思いっきり俺のこと呼び捨てで呼んでるけど」

佳音「まぁーそうですけど」

翔「だからいいの。俺も佳音のこと呼び捨てで呼ぶんだから」

佳音「わかりました」

翔「じゃなくて?」

佳音「うん?」

翔「なんで疑問形なんだよ」

佳音「分からなかったんだもんいいじゃない」

翔「まぁー、いいけどっと縫合終わり」

佳音「早くない?」

翔「傷が深いだけでそんなに広くないから」

佳音「そっか。なんで夏美は、そんなに怪我してるの?」

翔「それは、俺の口からは言えねーな。本人に聞いてくれ」

佳音「そうだよね、夏美のことは夏美に聞かなくちゃね」

翔「そうだぞ!縫合終わったから病室移るけど、もう消灯時間すぎてるから、静かにね」

佳音「私も疲れたから部屋に着いたら寝る」

夏美「ん?ハァハァやめてハァハァやめてって」

翔「夏美?」

夏美「ん?ハァハァ私寝てたの?」

翔「そうだ。とりあえず深呼吸しろ」

夏美「スーハー、スーハー。久しぶりに寝た」

翔「久しぶりに寝たって言っても1時間ぐらいしかたってないし」

夏美「まだ1時間?めっちゃ寝てた気になってる」

翔「うなされてたけど大丈夫か?」

夏美「ん?あぁいつもの事だよ。いつも警戒してないとアイツらがいつでも痛めつけてくるから夜は寝れないんだ」

翔「そうだな」

翔が、なんで悲しい顔してんだよ

夏美「だから学校で今まで寝てた」

翔「学校は寝るところじゃないぞ」

夏美「分かってるよ」

夏美「佳音は、病院でも警戒しろよ、できるだけ一緒にいるけど」

佳音「わかった(なんだかわかんないけど)」

まだなんて言ってるかわかってないみたいだなー

翔「暴走族は、姫が1番狙われやすいからな」

佳音「そう言うことか。理解、理解」

夏美「なんだよその返事」

翔「もう病室行くぞ静かにしろ」

夏美「今何時?」

翔「24時」

夏美「まぁーそのくらいか」
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