私を、呼んで
世の中だいたい見た目で判断される

顔が可愛いもしくはかっこよければモテるし、料理も盛りつけが綺麗で見た目が良ければ味が悪くても美味しそうに見える

私は勉強が苦手だ。それに代わって兄は勉強が得意だ。親にテストの点数を見せる度に兄と比べられた。他の人の何倍も何倍も努力しているのに点数という表だけで判断されてしまう

大好きだった元カレも私のことを好きになった理由が顔だった
彼女が可愛ければ自分の評価も上がると思っていたらしい

見た目ってそんなに重要?

中身はどうだっていいの?

他人からの評価ってそんなに大切なの?


毎日毎日そんなことばかり考えていた

辛かった、苦しかった


━━━━━━━━━━

今日は体調があまり優れなかった

授業を抜け出して屋上に出た

外の風がとても気持ちよかった


フェンスを越え、落ちるか落ちないかギリギリの所に立った

下を見ると住宅街や道路、いつも自分より大きく見えているものが小さく見える

ここに立つとちゃんと生きてるんだなって実感する
怖い、死にたくない って思える

がんばらなきゃって

━━━━━━━━━━

「おい!なにやってんだ!」

後ろから男の人の声がした

聞き覚えのない声だ


「こんな所で死のうとすんなよ!」

私は彼のところに寄った

「びっくりするからやめて!はあ、よかった〜」

彼は安心したのか地面にしゃがみこんだ


もしかして私が自殺しようとしてたのかと思ったのかな、

「ごめんなさい、ただたそがれてただけなの。心配してくれてありがとう」

私は急に申し訳なくなった



「あの、どうしてここに?」

「俺よく授業抜け出して屋上来るんだよね、気持ちがスッキリするっていうか気分転換に(笑)」

彼は笑いながら空を見ている

その横顔がとても美しかった

けど何故か笑顔が曇っていた



なんとなく私は感じた

なにか消えない傷を負っているんだなって

そして私は彼のことを知りたくなった








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