狼の愛したお姫様
遥side
記憶は走馬灯のように、流れていった。
───
「人の女に手ェ出してんじゃねぇよ!!」
愛に、飢えていたんだと思う。
「そっちのアバズレ女が誘ってきたんだよ。バーカ。」
輝くネオンの繁華街の裏側の、治安の悪い地域にずっといた。
「こんの…クソガキがっ!!」
喧嘩なんてのは、慣れと経験。
そこから更に高みを目指す為に、知恵をつけた。
生きていく為には必要なものだと、確信したから。