狼の愛したお姫様
「あなたがクビなんて…私たち、これからどうして生活すれば…」
クビということがどういう事か、理解できる年で。
両親が悩んでいることも十分理解できる年だった。
「とにかく、仕事探すよ。明日からでも…」
「そうね。私も、パートに出るわ」
その日はそういう話で終わり、俺もなんだかんだでやって行けるだろうとその日は眠りについた。
…今思えば、ここで俺が何か出来ることがあったんじゃないかとも思ってる。