廻天の王女と太陽の騎士は穏やかに恋をする
まさか、翔吾さんがそんなことを考えていたなんて…
しかも、ご両親がこんな私を受け入れて下さってることが信じられない想いでした。
「紗季さん、何も急ぐことはないのよ。
あなたのペースで動いてくれたら良いの。
親馬鹿みたいだけど、私も翔吾のことは信じてるわ。
その翔吾が選んだ人だもの。
きっと、あなたは素晴らしい人だと思うわ。」
「い、いえ。私はなんの取り柄もなくて…」
「だめよ、謙遜でもそんなこと言っちゃだめ。
紗季さんは、もっと自分に自信を持たないと。
あなたは、私たちの自慢の息子が選んだ特別な人なのよ。」
翔吾さんは、とても穏やかに微笑んでいました。
(あ……)
その時、不意に昔の記憶が頭を過ぎりました。
まだ幼い子供の頃の話です。
外は激しい雷雨でした。
真っ暗な空に閃光が走り、大地を揺るがすような雷鳴が轟いて、私は怖くてたまりませんでした。
ですが、母上はまるで怖がってらっしゃらなかったのです。
私は母上に訊ねました。
雷が怖くないのか、と。
すると、母上は微笑みながらおっしゃったのです。
「陛下が護って下さるから、何も怖くはありません。」と。
その時の私にはその言葉の意味があまりよくわかりませんでしたが、今はなんとなくわかるような気がします。
しかも、ご両親がこんな私を受け入れて下さってることが信じられない想いでした。
「紗季さん、何も急ぐことはないのよ。
あなたのペースで動いてくれたら良いの。
親馬鹿みたいだけど、私も翔吾のことは信じてるわ。
その翔吾が選んだ人だもの。
きっと、あなたは素晴らしい人だと思うわ。」
「い、いえ。私はなんの取り柄もなくて…」
「だめよ、謙遜でもそんなこと言っちゃだめ。
紗季さんは、もっと自分に自信を持たないと。
あなたは、私たちの自慢の息子が選んだ特別な人なのよ。」
翔吾さんは、とても穏やかに微笑んでいました。
(あ……)
その時、不意に昔の記憶が頭を過ぎりました。
まだ幼い子供の頃の話です。
外は激しい雷雨でした。
真っ暗な空に閃光が走り、大地を揺るがすような雷鳴が轟いて、私は怖くてたまりませんでした。
ですが、母上はまるで怖がってらっしゃらなかったのです。
私は母上に訊ねました。
雷が怖くないのか、と。
すると、母上は微笑みながらおっしゃったのです。
「陛下が護って下さるから、何も怖くはありません。」と。
その時の私にはその言葉の意味があまりよくわかりませんでしたが、今はなんとなくわかるような気がします。