田舎へ移住とイケメン先生との出会い
腹下しから2週間半後、今日は定期通院

内科しかやってなくて大混雑

待つこと1時間半

新「大竹楓さーん、1番へどうぞ」

ガラガラッ

楓「こんにちは」

新「大変お待たせしました…混んじゃってごめんなさいね…」

楓「とんでもないです」

新「大竹さん、いつも混んでる時に来るよね笑、今さ何とかウイルス流行ってるから気をつけないとね?」

まさかの先生から新型コロナの話が出るとは…これは嫌な予感

ここ直近の通院で質問が始まると正直に話すまで帰らせてくれない新出先生

今日もそのパターンかも?

楓「あれって喘息持ちがかかると死んじゃうんですよね? あんなのにかかって死にたくないです」

新「あれは高齢者がかかるからだよ? 21なんだから死にはしないよ!」

あー先生言いきっちゃったよー笑笑

新「極力人混みに行かないことだね!」

楓「人混み行くんですよね…」

新「何しに?」

先生の声のトーンが低くなる

始まった…事情聴取

楓「バイトと学校です」

新「バイトはどこでしてるの?」

楓「小宮駅です」

新「小宮駅のどこ?」

楓「売店です」

新「何っていう売店?」

誤魔化し効かないじゃん!

もー

楓「キオクです」

新「何線乗って行ってるの?」

電車まで答えるの?

どこまでSなんだ?

楓「りょうもう線と餃子線です」

新「各停でしょ?」

楓「快速乗ります…」

新「各停乗るように! 特急と快速は禁止!
密閉空間が続くから…空気入れ替わらないしね?


楓「分かりました…」

新「吸入は2個でいい? 3個に増やせるけど?
2ヶ月もあればコロナ落ち着くと思うんだけどな…」

楓「2個でいいです」

新「じゃあ2個にしとくね! それにしても大竹さんがキスクでバイトしてるとはねー背大きいけど、170ぐらいあるでしょ?」

楓「168です」

新「お店入ったら背が大きい女の子いるってビックリするよ! 想像つかないなー笑笑」

いつまで先生バイトの話で盛り上がってるんだよー笑笑

次は2ヶ月後…就職してるから余計盛り上がるな…
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