激愛~一途な御曹司は高嶺の花を娶りたい~
「あの人、女性が自分に従っているうちは機嫌がよくても、思い通りにならないと気に食わなくて怒りだすのかな。よく考えたら子供のままですね」


冷静に分析できているのは、完全に心が離れている証拠だろう。


「女を力ずく支配しようとするのは、自分に自信がないからだろうな。言葉や暴力で縛りつけてもなんの意味もないと気づけない」


紬は俺の言葉にうなずいている。


「もし女を縛っておけるとしたら……愛情でだけだ」


彼女を見つめて漏らすと、彼女の目がキョロッと動いた。
この照れる姿がたまらない。


「それで紬。お礼は忘れてないよね?」

「なんのことです?」


頼られたのが光栄でもちろんお礼なんていらないのだが、彼女を抱くためのただの口実だ。

まあ、口実なんてなくても抱くけどね。


「一緒に風呂に入ろうか」


ブンブン首を振る彼女だけれど、せっかく早く帰れたのだし、たっぷり楽しむぞ。



夕食の後片づけが済んだあとバスルームに誘うと、紬は真っ赤な顔をして拒否を示す。
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