先生に恋して…

いじめられて…

そして1学期の中間テストの時期がやってきた。
私は先生に学年1位になって褒めてもらうために必死に勉強をした。
そして学年1位を取れた。その掲示板を見ていて喜んでいた時
「ちょっと白鳥さんいい?」と知らない子に声を掛けられた。

「はい」

「あのここじゃ話しにくいから違う所で話してもいい?」

「はい」
何の用だろうと思いその子についていった。名札の色は青だったから同じ学年だろう。苗字は名札に香川(かがわ)って書いてあったから香川さんなんだろう。
でもそんな人がなんで私が知らないのに呼んだんだろう。そんなことを考えていたら。薄暗い教室に連れて来られて中に入ると他に2人いた。そして鍵を閉められた。
この時私は気付いた。私に恨みがあるんだ。急いで逃げようとした。でももう手遅れだった。やっぱり予想は的中していた。
そのまま腕を引っ張られた。

「あんたなんでが学年1位なの。意味わかんない。私が1位になるはずなのにあんたがいるから」といい殴られた。その後もけられたり殴られたりした。そして物音がしたので香川さんたちは逃げていった。
傷とあざだらけ。今はお弁当の時間先生は待ってる。でもこんな姿見せられない。
そう思い私はこっそり自分のカバンからばんそうこうなどを取り出し簡単に処置をした。一ノ瀬先生の所には行かなかった。
行かないまま掃除をしていると一ノ瀬先生に声掛けられた。

「ねぇなんで来なかったの?ずっと待ってたのに」

「今日はちょっと用事があって」

「このばんそうこうとか傷とかあざどうしたの?」
隠し切れてなかった。先生はよく見ていた。

「これが用事です。階段で転んじゃって」

「それ本当?階段で転んだだけじゃこんな事ならないと思うよ」

「本当です。ちょっと派手に転んだので」

「そう?じゃあねー」
何とか隠し切れた。先生はよく見てるから注意しないと。
そして学校が終わり家に帰り傷の手当てをした。意外とひどかった。痛い。
でも今日だけかもしれない。それだったら先生も忙しいしなかった事にしておけば大丈夫だ。
そこからご飯をを作り食べお風呂に入りゆっくりしていた。その時
ピンポーンピンポーン
こんな時間に何だろうと思い画面を見た。
先生だ。でも出ちゃだめ。出ちゃうと先生にしゃべっちゃうと思うから。
そのまま先生は何回もインターホンを押して帰っていった。
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