先生に恋して…
5分後…
ピンポーンピンポーン
ガチャ

「愛美ちゃん来たよ」

「先生早!」

「愛美ちゃんの所に早く行きたかったからね」

「どうぞ」

「ありがとう」
先生にお茶を出し私はテーブルを挟んで先生の前に座った。

「愛美ちゃん隣においで」
いつもなら断るはずなのに今日は一ノ瀬先生の隣に行った。
先生が話してくれる?と言ったので私はすべて話した。泣かずにしゃべれた。

「愛美ちゃんありがとう」

「いえいえ。私こそ聞いてもらってありがとうございます」
すると先生に抱きしめられた。

「本当は辛かったでしょ。泣いていいんだよ?先生がいるから」
その瞬間私の目から涙が溢れだした。

「気付いてあげられなくて本当にごめんね。辛い思いさせちゃったね」
私はそのまましばらく泣きつづけた。
怖かった、痛かった、辛かった、苦しかった思いを全部流すまで。
どれぐらいたっただろう。やっと私は泣き止んだ。

「ねぇ今日心配だからここ泊まって行っていい?」

「大丈夫です」

「ううん。心配だから泊まらせてもらうね」
家に一ノ瀬先生が泊まる事になった。嬉しいそう思った。
この時私は気付いてしまった。この気持ちの正体に。




『恋』


そう私は一ノ瀬先生に恋をしてしまった。

そして時間は過ぎ寝る時間に。先生は床に布団を敷いて私はいつものベッドに。
先生と一緒にの部屋で寝れるのは凄く嬉しい。でも一緒に寝たい。そう思うと涙が溢れてきた。

「愛美ちゃんどうしたの今日の事怖かった?」

「ううん」

「じゃあなんで」

「私一ノ瀬先生を好きになっちゃったの」

「俺も好きだよ。愛美の事」

「そういう好きじゃなくて恋愛…」

「そうだよ恋愛の」

「噓、、、」

「本当だよ。会った時からずっと好きだった」

「先生好き」

「俺も好き。愛美付き合おう。これから先教師と生徒の関係を変えること出来ない。それでも愛美の事が好きだ」

「私も先生の事が好き。付き合いたい」

「愛美俺と付き合って下さい」

「喜んで」
今付き合うことになった。ダメな事をしてるのは分かってる。でも一ノ瀬先生が好き。愛しい。叶わないと思っていた恋が叶った。この先色々な人に否定されると思う。でも一ノ瀬先生となら乗り越えていけるそう思った。

先生と生徒の禁断の恋愛が始まった。
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