甘すぎるキミと秘密のカンケイ!?

ライバル、再び


 暁斗と一緒に登校して、教室に着くと。

 いつもなら「今日もお熱いねえ」といった、冷やかしの言葉を誰かから投げられるのだけれど、今日はまったく違うことを言われた。


「花梨! 今日うちのクラスに転校生が来るらしいよ!」

「転校生?」


 暁斗と別れて自分の席に着くなり、興奮した様子で沙也加が言ってきた。


「昨日、うちの担任と話しをしてたのを目撃した子がいてさ。すっごくかわいい女子だったって!」

「へえ、女子かあ」


 女の子かあ。

 高校二年生の中途半端な時期に転校生なんて、珍しいな。

 どんな子なんだろう?

 仲良くできるといいな。

 あ、でもすっごくかわいい子ってところが気になる……。

 暁斗がその子を好きになっちゃったりしないかなあ。

 心配になって、自分の席で頬杖をついて気怠そうにしている暁斗をちらりと盗み見る。

 ちょうど、仲のいい男子に「今日転校生来るんだってよ。しかも美少女らしいぜ」と言われていた。

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