煙の中の彼

フローズン·マルガリータ



「おねーさん、お名前は?
俺は広大(コウダイ)!24歳です!」

「悠。26」

「悠さんね!この近くに住んでんの?」

「さー?どうだろねー?」

「ガード固いねぇ。ま、いいけど。」

「広大のツレはなんでドタキャンだったの?」

「飲む気にならないって帰っちゃった」

「ふーん。」

お造りを食べながら日本酒を飲む。
最高だね。いい週中だ。
しかも奢り!週末までがんばろーっと!


「おねーさん、彼氏はいるの?」

「居たらあんたと飲まないわよ」

「そっか!そうだよね!
ラッキー!」

「なにが?」

「ないしょー!ね!また飲もうよ一緒に!」

「んー、別にいいけど」

「連絡先おしえて?」

「ん。」

こうして何気なく出会ったこ広大とはよく飲みに行く飲み友になった。

会話は無理しなくていいし飲みたいもの飲めるし食の好みも合うから飲みやすいんだよねー。

まぁ、タイプではないけど。

友達ならいっか!

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