本気になっても良いですか?
詩乃さんはまた優しく微笑むと私の頭を少し撫でて部屋を出ようとする


「詩乃さん、お話聞いてくれてありがとうございました」

背中に向かって伝えると詩乃さんは振り返って笑った


私でも誰かを好きになれたんだって嬉しい気持ちと好きが何かよく分からない不安な気持ちと...そんな色々な感情がぐるぐる回る

東「紗愛?大丈夫か?」
気付くと隣には東雲さんが戻ってきてた

「...ッッ」
東雲さんを見た瞬間涙が溢れる
でも、この涙の訳だって私には分からない

東「どうした?どこか痛いのか?」
心配そうに慌てる東雲さん

そんなに慌てなくても何ともないのに...
「フフッ」
泣きながら笑って東雲さんに抱きついた
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