本気になっても良いですか？

いつの間にか戻ってきていた悠聖

「側に居たいって言われることがこんな幸せって初めて知ったわ」

俺が言うと驚いた顔をする
悠「え、いつからそんな素直になった訳」

「本音ぶつけねぇと気付いてくれないんでね」
紗愛の頭をそっと撫でる

悠「恋は人を変えるって言うけどホントなんだな」
ｸｸｯと笑う悠聖

「重症なのは自負してる。で、紗愛の体調は？」

悠「持病はあったけど、悪化してる可能性があるってのと、入院したばっかでまだ体調が不安定。出来れば定期的に連れてきてほしいな」
真剣な顔になって話す悠聖から体調の悪さが汲み取れる

「了解。俺も在宅勤務に切り替えてもらって紗愛と一緒に来るようにする」