本気になっても良いですか？

紗「ありがとうございます」
「後から来るからそれまでゆっくりしといて」

ぽんぽんっと頭を撫でるとそのまま部屋に入っていった紗愛

取り敢えず風呂でも準備させとくか
そう思い使用人を呼ぶ

「風呂の準備終わったら隣に紗愛が居るから声を掛けてやって」

使「はい、和弥様」
一人の時間になりボーッと考える

初めて出会ったのは会社の中
一生懸命、そして周りに気を配ってよく動く社員だと感心したのを覚えている

【りん】と呼ばれる彼女は普段クールな顔をしているのに笑顔がとても可愛かったんだ

そんな彼女と偶々出会ったのは出掛けてたとき

やはり【りん】だと名乗る

でも本社には居なかったし似た名前の奴は皆違った